「原理原則」とは、「いつ誰がどこでやっても同じ答えになる」ということ。誰一人として漏れがなく、結果は必ず、そうなること。
手に持っているものを話したら、下に落ちますよね。
レシピ本に書かれた通りに調理すれば、いつ、どこで、誰が作っても必ず美味しい料理が完成します。料理以外の分野でも、成功法則や人生を輝かせるための原理原則を書いた本など、世の中にはさまざまなレシピ本があります。
でもうまくいく人はごくわずかです。
レシピ本があるにもかかわらず、美味しい料理を作れる人がほとんどいないのです。
それには理由があります。
「その通りに作らないから」
本にはこう書いてあるけど、我が家はこんな味付けだからと原理原則から外れ、自己流を貫いてしまします。
原理原則を知り、何も足さず、何も引かずにその通りにやれば、必ずうまくいきます。
今よりもっと幸せになりたい!今よりもっと成功したい!
そう思うのであれば行動を変えましょう。原理原則に従って行動しましょう。
あなたの身に起こった出来事はあなたの心の状態と一致している
見えない世界と、見えている世界。世の中にはこの2つが存在します。
そして、この2つは完璧に繋がっているのです。
見えない世界とは「心」です。
大好きな人と久しぶりに会うと嬉しくなって心がワクワクして、自然と笑顔になりますよね。
見えない世界の心はプラスになり、見えている世界の「表情」や「声」「行動」もプラスになっていきます。「心」がプラスなのに「表情」や「声」がマイナスになることはあるでしょうか。
見えている世界とは「現実」のことです。
「心」と「現実」は完全い繋がっています。ところが生きている私たちは繋がっていることを忘れてしまっています。
例えば、売り上げがイマイチ伸び悩んでいる時に、経営者の多くが、社員を前にしてこんなことを口走ってしまうのです。
「おい!何やってんだ!なんで売上目標を達成していないんだ!お前らちゃんとやっているのか?売上なかったら会社潰れんだぞ!」
この時の社員の「心」はプラスになるでしょうか?こんなことを言われたら、誰もがマイナスの気分になりますよね。
すると、「心」と完璧に繋がっている「現実」つまり「売上」までもがマイナスになってしまうんです。
一方、見えない世界と見えている世界の繋がりを理解している経営者は、社員にこう言います。
「何か困っていることはないか?」
「なんでも手伝うぞ。遠慮せずにどんどん相談してくれ」
こう言われた社員の「心」はプラスになりますよね。
すると「心」と完璧に繋がっている「売上」も一緒にプラスになるんです。
大切なことは「順番を間違えてはいけない」ということ
「心」が良い状態であれば、「現実」は良い状態になります。
「心」が悪い状態であれば」「現実」は悪い状態になります。
「心」が先で、「現実」が後。これが原理原則です。
「心」と「現実」が完全に繋がっていると、簡単に成功を手に入れることができます。
心で思った通りに「現実」が変わります。つまり、運命を切り開くのは自分自身です。
「現実」をつくるのは自分自身なんです。
こんな話をすると、「いやいや、そんなことを言っても、現実は簡単に変わりません。私も成功したいと思って頑張り続けていますが、なかなか変わらないんです。」と反論する人が多いです。
「やっぱり、原理原則どおりになっている。想いは現実化するんだ」
もちろんその人も、「変わりたい」という想いは持っています。でもその一方で「どうせ私は変われない」と思っているんです。変われないと思っている「心」が「現実」を作っているんです。
だから「そう思ったらそう!SOSの法則です。」
自分の想いを信じて、やってやってやり抜きましょう。自分の想いを本当に信じてさえいれば、現実はその通りに変わっていくんです。
振り子の法則
世の中には、人間の力ではどうすることもできない原理原則がいくつかあります。
その中の一つが「振り子の法則」です。
振り子の法則とは、片側に振れたらほぼ同じ振れ幅で逆側に振れるとうこと。小さく振れれば小さく、大きく振れれば戻る時の振れ幅も大きくなります。
与える人は与えられる人
人間関係を良くするコツは、先に与えること。
自分が与えることをしないで。何かが得られることはまずありません。
自分が欲するものを得たければ、まずは与えることによってしか手に入れることができません。これが原理原則です。
しかし、わかっていても実践できない。特に苦手な相手に対しては…
でも、原理原則は変えられません。その通りに行えば必ず成果はでます。
話し上手は聞き上手
振り子の法則は、「話す力」と「聴く力」にも当てはまります。
あなたが聴いた分だけ、相手に聴いてもらえるのです。つまり問題は話す力ではありません。聞く力です。先に聴けば、その分だけ伝わります。
「人の話は聴けるけど、伝えることは苦手なんです」
これは大きな間違いです。それは聴いている「つもり」なだけで、実際には人の話を聴けていないのです。
一番わかりやすいのが、夫婦のやりとりです。
夫婦関係が壊れる原因の一つが、旦那さんが奥さんの話を聴いていないこと。
大切なので覚えておいてください。
傾向として、ですが…多くの旦那さんが奥さんの話を聴けていません。
奥さんが話しかけてきても「うん、そうか。ふーん」とスマホをいじりながら生返事したりするんです。
奥さんは「あぁ、この人は私の話を聴いていない」と口には出さないまでも、旦那さんに対してストレスを感じ始めます。やがて、イライラはどんどん大きくなって育っていき、いよいよパンパンに膨れ上がったところで…おおかた男性が何かやらかすんです。
夫婦関係悪化の原因は、話を聴いていないこと。
従業員が会社を辞めてしまうのはなぜでしょうか。それは話を聴いてもらえないからです。
人は、話を聴いてもらえるだけで、「自分かここにいてもいいんだ」と感じることができます。
自分の存在が認められ、初めて、前向きな行動をとることができます。
自分の能力を発揮して、活動の場を広げていくことができます。
人間関係の根底を支えているのは、聴く力です。話を聴くことができないと、どんなテクニックを駆使しても、相手にその言葉は届きません。
まずは話を聞く。すると話を聴いた分だけ、相手に伝えることができるのです。
相手は自分の映し鏡〜相手を変えるな自分を磨け〜
子どもというものは、顔形から立ち振る舞い、話し方から癖に至るまで、親によく似るものです。
子どもは親のありのままの姿を映す鏡です。言うことを聞かなくても、子どもを責めてはいけません。原因は親にあると自覚して、自分の言動や心持ちを改めることが重要です。
子どもは全てわかっています。
大人と比べて、赤ちゃんや子どもは圧倒的に人生経験が少ないです。しかし、親に対する想いや直感力は人生経験が豊富な大人以上に強いのかも知れません。
例えば夫婦喧嘩をしていると、隣の部屋で寝ていた赤ん坊が夜泣きし始めることがあります。
親がイライラしていたり、焦っていたり、急いでいたりするときにかぎって、子どもは不始末や粗相をしたりします。
自分が子どもだったことを思い出してみてください。
親が喧嘩していたら、ソワソワしませんでしたか?
親がイライラしていると、なんだか不安に駆られませんでしたか?
どうしたら良いかわからないけど、なんとか今の現状を良くしようと考えていませんでしたか?
子どもは大人よりも鋭い感性で、親の気持ちを直に感じとっています。
親と心が繋がっているので、親の状態がそのまま子どもに反映されます。
親がマイナスのエネルギーを持っていると何が起こるのか?
子どもがそのマイナスエネルギーを吸い取り、状況を良くしようとします。それが泣くことであったり、ときには体調を崩して親にサインを出します。
お父さんが育児を手伝ってくれない。
お母さんは、そんなお父さんに常にイライラしてストレスが溜まっている。
子どもがいることは幸せなことなのに、子どもがストレスの原因だと錯覚している家族がいます。
そんな状況で、子どもは親を助けようとします。
家の中に漂う負のエネルギーをなんとかしようと一生懸命になり、自分の体に吸い込みます。
結果子どもは体調を崩すのです。
風邪だったり、皮膚にアレルギーが出たり、それは私たち親がつくりだした家庭環境や人間関係から出た膿なのかも知れません。
教育も同じです。
必要以上に親が子どもの心配をすると、子どもはのびのびと生活できなくなります。
良い成績を修めたり、家の手伝いを良くする「いい子」を期待すると、子どもは期待とは違う方向に向かってしまいます。
当然のことながら、親には子どもがなぜそうなるのか、原因がわかりません。
親が心配すればするほど、子どもは親の想いを敏感に感じ取ってしまいます。その想いに応えようと親の顔色を伺い、親の喜ぶ行動を選択してしまうのです。
心と行動に矛盾が生まれ、それが積もり積もった結果、子どもはケガをしたり、体調を崩してしまうのです。
親は子どものことをよく見ているようで、案外見ることができていません。
子どもが思うようにいかなくても、信じて受け入れ、待つのです。
言葉にしなくても、親が負の感情を持って時点で子どもに伝わります。親と子の心は繋がっています。
じぶんの生活を今一度見直してみることが大切です。
子どもに何か起きた時、自分自身に原因がないか、必ず振り返ってみましょう。
子は親の心の状態を忠実に実演す名優なのです。
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